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大きな転換期を迎えている日本の医療。
科学の発展や医療技術の進歩により、遺伝子治療や生殖医療など、旧来では考えられなかったジャンルに新たな治療法が次々生まれています。まさに人類の創生ともいえる領域に科学は踏み込み、高度な医療が今まで救えなかった患者を救えるようになった一方、新たなリスクも生み出しました。
「十分に説明する時間は無い」と割り切る医師。「十分な説明を受けられなかった」とあきらめる患者。この関係に大きな変化が表われてきています。医師はより十分な情報公開の必要性を求められ、患者は十分な理解の上で自己決定を求められるようになってきました。
それらが医療のさらなる進化と患者中心の医療に寄与するであろうことは疑うべくもありません。
医療におけるグローバルスタンダードとはaccountability（説明責任）とtransparency（透明性）であると考えられている欧米にくらべて、患者という主役が不在になりがちな日本の医療の中に、患者中心に進化する医療文化を実現させることが私たちの役割です。 |
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